はじめに
2025年、株価は依然として高水準。
「今から投資を始めても遅いのでは?」と感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし、インデックス投資の本質は「タイミングを読むこと」ではなく、「時間を味方につけること」。むしろ、投資を先延ばしにすることで大きなリスクを背負うこともあります。
本記事では、投資をするリスクと、投資をしないリスクを両面から整理し、株価が高い今だからこそ考えるべき資産形成のポイントをまとめました。

投資をするリスク💡
1. 市場変動リスク(株価変動リスク)
株価は日々上下し、時には急落することもあります。短期的な値動きで資産が目減りする可能性があります。特に2025年は米国株のPERが高めで、割高感から調整が入りやすいと指摘されています。
👉 ただし長期で見れば、過去の暴落(リーマンショックやコロナショック)も時間とともに回復してきました。積立投資と分散投資でリスクを和らげるのが基本です。
2. 経済政策リスク・地政学リスク
米国や日本の政策変更、国際的な緊張(貿易摩擦・戦争・制裁など)は株価に大きく影響します。2025年は米中対立や中東情勢が市場を揺さぶる可能性も。
👉 完全に回避はできませんが、グローバル分散投資で一国のリスクを和らげることが可能です。
3. 金利変動リスク
金利が上昇すると株価は割引率の上昇で下がりやすく、債券価格も下落します。2025年は米国の金利政策が転換期にあるため注目度が高いです。
👉 株式だけでなく債券やREITなども取り入れることで、資産全体の安定性を高められます。
4. 個別資産リスク
特定の企業やセクターが不調になると、大きな損失につながります。例えば、AI関連株に集中投資していた場合、バブル崩壊で大打撃を受ける可能性も。
👉 インデックス投資の強みは、こうしたリスクを市場全体に分散できる点にあります。
5. 流動性リスク
市場が混乱したときに「売りたいのに売れない」というケースがあります。特に流動性の低いETFや新興国資産で起こりやすいです。
👉 投資するなら流動性の高い主要インデックスやETFを選びましょう。
6. 為替リスク(海外投資の場合)
海外株式に投資すると、為替変動で資産価値が上下します。円高になるとドル建て資産の価値が下がることも。
👉 長期では為替の影響は相殺される傾向があり、為替ヘッジ付き商品を活用する手もあります。
投資をしないリスク⚠️
1. インフレリスク
物価上昇によって、現金や預金の実質価値は減少します。2025年は3%超のインフレが予測されており、預金金利では到底追いつきません。
👉 投資を避けても「リスクゼロ」にはならず、むしろ資産価値を守れないという確実なリスクがあります。

2. 資産形成機会の損失
株式市場は長期的に成長を続けてきました。投資を始めなければ、その成長の果実を得られず、老後資金や教育資金が不足するリスクが高まります。
👉 例:年平均5%成長する市場に20年参加しなければ、資産は倍以上の差になります。
新しい事しかも資産形成なので、始めるまでは勇気がいると思います。ただ、機会損失が大きい事も事実。焦って騙されるようなことになって欲しくないので納得して始めて欲しいですが、悩みすぎて時間だけ経ってしまうのも勿体ないです。
とにかく、知識をつけてスタートしてみて欲しいです☺
3. 経済変動に対応できないリスク
経済はインフレや金利上昇など常に変化しています。資産運用をしなければ、その変化に適応できず、将来の経済ショックに弱くなります。
👉 株式や債券を組み合わせることで、変動への耐性を高められます。
4. 金利リスク(貯蓄のみの場合)
日本の銀行預金金利は依然として低水準。インフレ率との差で「実質的な資産目減り」が避けられません。
👉 預金だけに頼るのは、実は「リスクが高い選択肢」でもあるのです。
よくある質問(FAQ)❓
Q. 株価が高い今でも投資を始めるべき?
👉 はい。短期の上下動は読めません。長期投資なら「いつ始めるかより、続けること」が重要です。心理的な面をかんがえるとコツコツ積み立てもお薦めです。
Q. インデックス投資はどのくらい続けるのが理想?
👉 15年〜20年の長期を前提に考えるのが基本です。時間を味方にするほど成功率が上がります。
Q. 少額投資でも意味はある?
👉 もちろん!少額でも複利の効果で大きな資産形成につながります。
まとめ
- 投資をするリスク → 短期的な価格変動・政策や為替の影響など
- 投資をしないリスク → インフレ・資産形成機会の喪失・将来の生活防衛力低下
⏳結論として、株価が高いからといって投資を先延ばしにするより、少額から長期分散投資を始めることが資産形成の近道です。
2025年の経済環境では、むしろ「投資しないリスク」の方が深刻になりつつあります。今こそ、自分のリスク許容度を確認し、着実に資産形成をスタートさせましょう。

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